プログラマ英語学習日記

プログラミングと英語学習のまとめなど

間違ったAnki(構文540)の使い方

構文540、3ヶ月ほど前にはじめましたが心折れそうです。どうも完全に使い方を間違っていたようです。

同じようなことに逢う方がいないよう、自分の誤った使い方を書き留めておきます。

間違った使い方

やり方はかんたん。基本的に瞬間英作文用途で使うつもりだったので

  • 毎日Ankiに10文ずつ登録
    • もちろん表が日本語、裏が英語
  • 毎日一定量(60文)ずつこなす

これで前半の542例文を全部登録し、毎日こなしてました。

崩れるリズム

しかしある時、過ちに気づきました。

一日の復習すべき量が、設定した一日の上限を超えていた のです。 しばらくはこれに気づきませんでした。とくにモバイル環境のみだと機能が弱いので気づきません。

ですがPCソフトで登録文章一覧を見ると 復習日付が今日より前のものが大量にあったのです。

つまり 全く復習が追いついていなかった のです。


こうなると悪循環が始まります。

  1. 復習がたりない
  2. 次に同じ文章が出るまでの期間が長引く
  3. それまでに忘れてしまう
  4. これが積み重なりどんどん「復習してない」文が増えていく

今最悪で512文中400文が「昨日までに」復習しないといけない量になってしまいました。だんだん増えています...

構文540

さらにこの構文540、日→英で使おうとすると困ったことがあり ほとんど同じ日本文から違う英文にする必要があります。

著者の意図なのだと思いますが、本当に日本語が似すぎてて違う英文が出てきません。

たとえば

喫煙しないでもらえますか?(Would you mind not smoking?)
この部屋で喫煙しないでいただきたいのですが? (I'd rather you wouldn't smoke in this room)

無理ですよ、こんなん...「もらえますか?」「いただきたいのですが?」より「この部屋で」のほうが大きい。よって、この部屋があるとI'd rather という非常にだめな覚え方をするしかありません。

こうなるともはや瞬間英作文とは言い難いです。しかし違う英文を作って正解と言い切る自信もないのがまた難しい。

これのために学習が相当遅れています。「ほぼ同じ日本文の違う構文パターン」が多すぎるのです。

(もしかしたら後半の演習編は違うのかもしれませんが)


さらにこれに拍車をかけたのが Anki です。

というのも普通に本を周回こなすだけなら、「これの例文の次はこれ」という覚え方をある程度していたと思います。(現に瞬間英作文の本はそういう覚え方をしてしまっていた)
そこまでひどくなくても、前半は構文別に分かれているのでそこまで苦労しなかったはずです。

しかしAnkiでやってると、覚え方の差から 徐々にランダム化 していきます。
こうなるともうお手上げ。この似たような日本文がランダム出題されると無理です。

むしろ英作文しては駄目 とさえ感じました。どうしても答えと違う慣れた構文が出てきてしまいます。なので構文を無視して丸暗記するのがベストと感じました。本当に構文を意識してはダメ。間違いなく「自分にとって一番ラクな」構文が出てきてしまいます。


おすすめの使い方

そんなわけで本には丸暗記しろ、と書かれていますが本当にこの文章の暗記が効果的か懐疑的になりました。正直他で見たことない構文(相当古典的と思われる)がそこそこ見受けられるというのもあります。

少なくともTOEICにはオーバースペック。受験としても現代の受験事情にあってないでしょう。(現代受験英語はもっと多読寄りと思えます。長文が増えてますし、4技能になりますし)

そんなわけでこの構文集は素直に「穴埋め文法教材」として使うのがBetterではないかと感じるようになりました。日本文+歯抜け英文を表に置くイメージです。

例えば

表:この部屋で喫煙しないでいただきたいのですが?
I'd ( ) you ( ) smoke in this room.

このように。本の赤シートで隠れる部分を抜けにする程度でも十分役に立つ気がします。

今後

とはいえもうここまできて引き下がりづらいのも事実。意地ですね(笑)

一旦バックアップを取り全削除、その後ちょっとずつ追加していき、丁寧に覚えていこうかと思います。
一日に必要な復習が30文を切ったら次の50文を追加していく予定です(多少変えるかも)

ようは、「復習が必要な日には確実に復習できるようにする」のが目的です。今はこれができていないのが一番まずい。


みなさんもAnkiを使う場合はここに注意してください。

注意点をまとめますと

  • 必ずPCアプリを併用する
  • 定期的に(Ankiの)ブラウザ機能を開く
  • 必要な復習量が、設定した復習量を超えてないかチェック
  • 超えそうなら一時的に新規追加をやめる

これで「正しい日に復習する」ことができるはずです。

みなさんもAnkiを使うときは絶対に上記は守ってください。復習量がオーバーすると悪循環が始まります。気をつけてください。