Oxford Reading Tree読了、多読5万語突破
先日のプレプレ多読、再度図書館にいきOxford Reading TreeのStage 6-9、図書館にあるだけ全て読破しました。実は前回の記事の翌日にもいっており、合計約15時間 という読書づけな連休でした。
15時間後の感想と身体に起こった変化をメモしておきたいと思います。
読んだものの詳細
読んだものは、Kipperくんシリーズ の Stage1+ から 9 になります。Stage1はありませんでした。まぁ絵だけらしいですし非ネイティブ学習者が読むものではないでしょう。 シリーズ全部はさすがになく、各Stageで15冊前後。あるものはすべて読みました。
以下詳細です。
語数
日別の詳細です。語数はざっくり計算です。
- 初日: Stage1+ から 5 / 約70冊 / 1万5千語 / 4時間
- 二日目: Stage6,7 / 32冊 / 2万語 / 5時間
- 三日目: Stage8,9 / 24冊 / 2万5千語 / 6時間
Stageが進むほど語数が増えるので、冊数が減ってるのに時間がかかるようになっています。Stageが進むにつれ 1ページあたりの語数 も ページ数 も増えるので、二次関数的に読む時間が増えます。
平均的に 100 words / 分 ぐらいで読んでいた計算です。早くはないですね、はい...
つらくなる後半
子供のストーリーなので当然ですが、とにかく話が単調で飽きてきます。後半にいくほどボディーブローのようにきいてきて、読むのがつらくなります(笑)。
特にきいたのが 魔法の鍵 です。
Stage4付近で登場するこの 「Magic key」ですが、主人公たちを童話のなかや、タイムスリップさせてくれる便利な鍵です。童話の中にはいり主人公たちが問題を解決する、というところですね。ドラえもん映画などでありそうなストーリーです。
が、後半こればっかり です...5話のうち4話がコレ。しかも (当然ながら) ドラえもんほど凝った構成でなく、毎回同じ展開&ご都合主義満載なストーリーで読んでてキツくなってきます。さらにStage8ぐらいから「道徳の授業」みたいな良い子ちゃんお話が増えて、心が汚れきった自分を苦しめます(笑)。
このため最終日は読むのが苦痛でした... 多読三原則に反してますね(笑)。意地で完走しました。終わったときの解放感がすごかったです(笑)
ただし一つ例外、第二次大戦中にタイムスリップする話 は興味深かった。必読です。
この点も考慮するとやはりSSSの推奨どおり、「Stage7や8から始める」のが飽きる前にゴールできるのでよろしいかと思います。
読了後の変化
明確に 飛ばし読みのスキル がつきました。分からない部分をざっと推測しながら流すことができるようになりました。飛ばすのに抵抗を感じなくなった、といってもいいかもしれません。
- 短いくせに知らない単語が多い
- 文法レベルは低い
- イヤになるぐらい一気に読んだ(笑)
これらの相乗効果かと思います。
ペーパーバックが近づいた
帰ったあと、家にある初心者向けペーパーバック (Tuesdays with morrie) に手を出してみたのですが、「何となく分かる」のまま読み進めれるようになりました。もっとも語彙レベルが低すぎて5割意味が掴めてるかどうかですが、前後から内容を推測する能力は明確にあがりました。スピードもあがっています。
文法/構文解析を集中的に勉強してたおかげか、文構造も以前よりはっきりとつかめました。
ここに「分からなかったら流して推測する」スキルがついたおかげで、 あとは語彙さえそろえば読める という実感を持つことができました。これはうれしい発見です。
問題点
一定量以上の文章から流して読み推測するクセがついてしまったので、逆に精読ができなくなりました
具体的には手持ちの精読問題集「基礎英文問題精講」がサッパリ読めなくなってました...この手の「難しい入り組んだ一文」を飛ばして読んで理解できるはずがなく。
センターレベル長文問題集はまだ何とかなりますが、複雑な文章はカンを取り戻す必要がありそうです...
今後
実は今後が結構悩ましい。 SSSのレベル0は終えたといっていいと思うのですが、 レベル1の本が近隣の図書館にない ことが判明しました。図書館大作戦、4日で詰みです(笑)
県外には Lv1相当の書籍があったので遠出して見てきたのですが「どのシリーズがどの程度のレベルなのかさっぱりわからん」
Oxford Reader Starter / Penguin / Cambridge English Readers / Macmillan Readers... などなどたくさんあった反面、難易度がさっぱり。
一個一個SSSのサイトで調べないといけない事態で、とてもやってられない状態でした。
難易度がわかったとしても「県民でないため借りれない」ので、休日のたびに県外遠出するハメになりちょっと無理です。
そんなわけで次が悩み中。SSS多読セットも考えたのですがやはり厳しい。お値段もそうですが、この手の物語自体が苦手なんですよね...日本語でも小説は読まず実用書メインです。最もほとんどは技術書ですが(笑)
このため絵本から入っておいてなんですが、 マップのセオリーどおり文法/精読を固めたあとにLadder から入ることになりそうです。
...Kindle買っておかないと... 次のセールはやく来てください(笑)