プログラマ英語学習日記

プログラミングと英語学習のまとめなど

M1 MacBook Air(最低スペック)感想

3ヶ月ほど前に MacBook Air を買ったので軽くレビューでも。同じように買い替えようと考えてる方の参考になれば幸いです。

購入動機

一言でいうと 開発用にMacがほしかった というところ。さすがに Swift-Async/Await は触っておきたかったんですよね。

それまで使っていたのはWinのデスクトップ。こちらは3年ほど前にディープラーニング学習のためWin+グラボ付きのデスクトップにしました。が、当然Swift開発なんてできないわけでして。

そんなわけで M1Macの整備品 が無理なく変えるタイミングまで待ち、ようやく買った次第です。

スペック

M1 MacBook air の 8GBメモリ、256GB SSD です。えぇ、ようは 最低スペック です。
整備品だとこれで10万円切ってくれてだいぶお財布にやさしい。

Mac mini も考慮したのですが、キーボード等を考えるとAir同程度の値段になりやめました。家にデスクトップ 2台というのも使いづらいですしね。

よくを言えばメモリ16GBにしたかったのですが、整備品だとそんなスペックはそうそう出回りません。SSD 512GB はちょくちょく出ますが、メモリ16GBの整備品はほぼ見ない。
とはいえ新品の 16GB+256GB の新品だと14万円コース。サブマシンに払える値段でないと判断し妥協しました。

用途

もちろん開発です。SwiftやWeb系メイン。

Xcode(or AndroidStudio)とVSCodeを並行起動しながら、Safariで検索する ぐらいの用途。
学習用の小さいプロジェクトしか触ってませんが、それでもほとんどの人よりもはるかにヘビーな用途でしょう。

ゲーム等はしません。それはWinマシンで事足りるので。動画を見るぐらいはしますけどね。


レビュー

軽くレビューでも項目別に。この手のものは普段遣いのマシンに大きく左右されるのでそちらの紹介を

  • 自宅:Dellデスクトップ
  • Core-i7 3.2GHz
  • メモリ 16GB
  • SSD 1TB
  • GTX 1070Ti
  • 会社:iMac 27インチ(2017)
  • Core-i5 3.5GHz
  • メモリ 32GB
  • SSD 512GB

どちらもかなり「盛った」スペックです。(デスクトップはメモリ他を後で拡張できるのがいいですね)

8GBメモリ

ぶっちゃけメモリ8GBは足りません

XcodeからSafariにうつるたびに0.3秒〜0.5秒ぐらいのプチフリーズが発生します。さらに検索バーに移動して日本語入力しようとするともう一回プチフリーズ。
おそらくメモリ領域をSSDからロードしてるのでしょう。

M1のSSDの速さは有名ですが、さすがにメインメモリには遠く及ばないようです。もっともAppleは最安モデルのSSD性能をケチることが多いので、512GBだと改善する可能性あり。

どちらにせよ、 開発用途なら16GBは必須 というぐらいでいい気がしました。

意外と熱い

夏というのもありますが、キーボードの部分がそこそこ熱をもちます。作業は継続できるけど熱いぐらいになる(もっとも作業がヘビーなのもありますが)。

よく発売当初「熱を持たない」とレビューされてたのは11月とかそこらだったので、周囲が涼しかったのでしょう。ファンを持たない分、周辺環境の温度は大きな影響を持つはずです。逆に夏場だとつらい。10月下旬にもなるとさすがに気になる熱ではありませんが、6月~9月ぐらいまでは手元が熱いです。

Macbook Proの最大のメリットはファン と言われているのも納得。サブマシンだから我慢してますが、メインマシンだったら確実に+2万でファン付きにします。

処理速度

うーん、よく分かりません。必要十分な速さはもってますが、速いかといわれるとよく分からない。
正直ブラウジングならCPUより回線速度だと思いますし...各種開発作業はメモリの少なさが悪さしてる気がします。

液晶

液晶はいいです。さすがApple。発色がいいですね。解像度も高くとても見やすいディスプレイです。

スピーカー

なかなか。ノートにしてはいい音なのではないでしょうか?根本的に音質うんぬんを語れるほど耳がよくないので詳しくは分かりません。
NintendoSwitchのスピーカーよりと比べるとはるかにいいことぐらいはわかりますが(笑)

デザイン

ここもさすが。伝統のデザインですね。相変わらずスッキリしてて好みのデザインです。
薄くて軽くて持ち運びやすいのもポイント。

バッテリ

よくわからない。不具合だと思うのですが、95%あったバッテリが一日スリープさせたら0%になってた という事態に何度か遭遇してます。ちょっと困りもの。

稼働中は噂通りのバッテリ持ちです。が、あまり外で使わないので評価しづらい(ずっとデスクトップ一台体制でしたし)。

貧弱な接続端子

分かってましたが「USB-C 2ポート」はつらい。何するにもドックなどが必要でだいたい+5000円。安くはないです。しかも左側に集中してるのがまた厄介。

USB-Cに対応してる外部ディスプレイを買っておいたほうが幸せになれると思います。特に電源供給機能つきがあると楽でしょう。

SSD256GB

なんとかなってますが、思った以上に開発環境に容量を圧迫されています。すでに残り100GB。動画や写真・音楽は一切なし。ほとんどが開発環境です。

やはり512GBはほしいですね...


総評

正直なところ、他の方のレビューほどいい印象は抱けませんでした。もちろん問題なく使えてますし、大きな不満点はありません。が、期待値が高すぎた というのが要因でしょうか。

  • 思ったより熱を持つ
  • 8GBは足りない

気になるのはこの2点。まぁ整備品で安く買ったので無理はいえません。とくにサブマシン用とでしたし。

仮にですが、メインマシンにするなら意地でも Proの16GB/512GB にします。 「8GB/256GB/ファンレス」、これらの要素のうち一つでも満たすとメインとしては足りません。が、20万円近くなっちゃって正直つらいです。

高いなぁ(笑)。Appleのラインナップは悩ましいですね。そこまでいくと iMac 24 が視野に入ってきますし...難しいです。


記事を書く前は「学生さんにオススメ」と思ってましたが、意外とそうでもない...

ちょっと調べると最近のWinノートPCってセールを狙えば 16GB+512GB 構成で10万ぐらいである。これは安い。   液晶の質や重量などはお察しになるかもしれませんが、M1Macと同程度以上の速度は叩き出せる気がします。

そんなわけで「コスパはよく学生にオススメ」と書く予定でしたが書けません(笑)。

ぶっちゃけコスパ重視なら、今の御時世 ChromeBook のほうがいい気がしますしね(開発に使わない前提ですが)


総合的にみると「良いマシンだが期待してたほどではない」。整備品の10万円というのが妥当な性能というところでしょうか。
単にブラウジング+アルファならもっとお買い得なモデルはあるし、本格的に使うには物足りない。そんな印象です。

ただし軽くて薄いのは事実。この薄さ/軽さを求めて買うのはアリだと思います。

とはいえ次期モデルの足音が聞こえる今日このごろ。メインマシンのPro狙いなら待ちのほうがいいかもしれません。