プログラマ英語学習日記

プログラミングと英語学習のまとめなど

シグマ基本問題集&Forest問題集レビュー

この間かったForestの問題集が無事一周目終わりました。

せっかくなので最初に買った「シグマ基本問題集」と比較しながらレビューしてみたいと思います。

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シグマ基本問題集

動機

どこかのサイトでおすすめされていたから買った、だけです。すみません、どこのサイトか忘れました...(見つけれない)

内容

薄さに反して問題数はかなり多いです。正確にカウントしてませんが、1セクションあたり30~40問 x 34セクション なので 1000問以上ある と思います。

かわりに 解説はやっつけ。1ページにちょろっと書いてあるだけ。1ページ解説+3ページ問題 が1セクションの内容です。

なので解説を期待して買うとひどい目にあいます。 高校文法の基礎は知っている前提の本 といえます。


難易度

これが評価難しい。 難易度の幅が広すぎる。 各セクションとも問題が「基礎」「応用」の2パート構成なのですが、ここの難易度差がエグい。


たとえば基礎はこんな感じ

次の動詞を過去形に書き替えよ
I (go) to the library.

適切な形に、ではなく「過去形に」ですからね...単なる動詞の過去形を書く問題と一緒です。何も考えなくていい。


その割に応用編はガチ高校文法。難易度が跳ねあがります。(と言っても入試レベル以下。しかしギャップがすごい)

あと後半はずっと難易度高め。まぁそりゃセクション自体が仮定法・話法・無生物主語とかですからね。そもそも中学文法の範囲外ですのでしょうがない。


そういうわけで ターゲットが見えない難易度 というのが正直なところでした。幅が広すぎていろんな人がターゲットである反面、どんぴしゃな人はなかなかいない感がします。

シグマの基本パートがあやふやなら中学に戻る、応用パートも安心して解けたらならより高難易度、というリトマス試験紙的な使い方が一番いいのかもしれません。

ちなみに自分はその中間、基本パートは問題ないけど応用パートはとたんに分からなくなる人間でした...大学入試を経験してないデメリットを35歳過ぎで感じるとは...




他印象

また使ってて思ったのが、解答別冊は使いづらい。「10ヶ月の人」の言う通りでした。完全マップの使い方=短文暗唱なので、答えはすぐ見れたほうがいいです。別冊はこの点で不便。また、答えが 1ページ2段組 で横に狭く、暗唱にはちょっときつい場合がありました。


総評

そんなわけで際立っていい印象ではないですが、そんなに外れというほどでもない、という問題集でした。ただ自分のような「中学文法はしっかりしてるが、高校文法はさっぱり」という人間にはいい高校英文法入門書になってくれたのも事実です。

最初数周は筆写、さらに2周 暗唱しまくったおかげで、仮定法などは直感で分かるようになりました。学校で習ったことないのに(笑)。 問題数の多さの賜物かと思います。

そしてこれを踏まえて次を選びました。



Forest 解いてトレーニング

二冊目の文法書に選んだのは「Forest 解いてトレーニング」です。すでに絶版...また絶版本...普通に書店にあったので買いました。


選定理由としては

  • シグマの反省から、解答は右ページがいい
  • もっと高校文法の基礎固めが必要。センターレベルかちょい下ぐらいが欲しい
  • Forest参考書 をすでに持っていた
  • もう絶版なので手に入らなく恐れあり(笑)

というところです。よくオススメされている「ネクステ」は残念ながらまだ自分には厳しいレベルと判断しました。そのためもちょっと下で、網羅的なものを探したところこれに行きついた次第です。


結論からいいますと 最初はこれがよかったかも。 とにかく、参考書とセットなのが強い。分からないとき/間違えたときの解説が非常に豊富です。


今の使い方として

  • とりあえず解く
  • 迷わず解けたら暗唱して次へ
  • 迷った、間違えたら参考書の対応部分を読む
    • 対応部分の例文を暗唱
    • さらに問題集に戻り、暗唱

と、完全に参考書とセットで使っています。 参考書単品で全部読むのは挫折しましたが、あいまいな部分を問題集で検出し、そこだけピンポイントで読むのはつらくない。
参考書を全部一気読みするよりも時間効率も良さそうです。


一方で問題の薄さが気になります。800問ですが、シグマと比べて文法カバー範囲が広いわりに問題が少ない んですよね。
シグマが頻出する文法規則は何問もあったのに対し、こちらは原則1規則1問、という印象。これだけだと例文パターンが少なすぎて、定着させるのは難しい気がしています。参考書+次以降の問題集でカバーするしかなさそうです。


ちなみに1周目の正答率は約80%。1ページに1個ぐらいミスしています。「シグマの範囲を超えると途端に分からなくなる」という印象で、記憶するしかない慣用表現や慣れてない問題パターンで間違えることが多いです。まぁこれからこれから。あと何周もしますし。


しかし、文法規則別に並んでいる問題集はあまり良くないなと思い始めました。「そのセクションにある」というのがすでにヒントになるんですよね。

たとえばこんな問題

次の (1) - (4) のうち、誤りのある単語はどれか。

(1)The each person may leave the house (2)whenever (3)he decides (4)to do so.

※冠詞のコーナー

冠詞というだけで答えが分かってしまいます(笑)。本来は大学入試問題なので「どういう問題か」が分からないのですが、冠詞のセクションに置いちゃうとねぇ。答え言ってるじゃないかと(笑)


他にも「前後の問題」から答えが類推できちゃうのが良くないです。これについてはこの問題集はきっちり習う順に並んでいる印象で、シグマ以上に予測が容易です。
野球でいうなら「どのコースに投げるかあらかじめ教えられている状態」というところでしょうか? TOEICをはじめとする試験はもちろん、実際に英語を使うシーンでもこんなことはないと思います。


そんなわけでつぎはランダムに問題が並んだ問題集にする予定です。まだ1周目なので気が早い話ですけどね(笑)

FORESTは、受験予定の7月TOEICまでに終わらせるのを目標にしていきたいと思います。しばらくは文法集中!