プログラマ英語学習日記

プログラミングと英語学習のまとめなど

図書館でプレプレ多読を始める

まだマップだとだいぶ先になるのですが、どうしても「ある程度の長さの文章を読む」ことへの抵抗感を消したくて多読を始めてみました。

ただし本来のマップの多読より相当レベルの低い本から始めたので、プレプレ多読 というところです。

キッカケ

主な動機として

  • 冒頭に書いた長文への抵抗感軽減
  • 単に英語の書籍を読むことへの憧れ
  • 刺激がほしく少し別の学習をしたくなった
  • いろんな人が「絵本」の多読を勧めている

こんなところです。


しかし一番大きいキッカケが、 県内の図書館に英語の絵本がある と知ったということです。


絵本から入る多読

多読と音読の必要性はほとんどの本に書いてあるのですが、どのレベルから多読を始めるから結構学習法によるといろんな本を見て思います。大きく二つあるように感じており、

  • 文法は軽く数週で終わらせ、早期にごく簡単な本から多読
    • 英語耳。また独学で頑張った人の書籍に多い印象
  • 入試レベルまで文法を固めた後に、語彙制限本
    • マップはこっち。少数派な印象。受験の反動か?

多読というより文法をどこまでやるか、というほうが適切かもしれませんね。


どちらにせよマップは後者。現に10か月の人も「文法を固めてからYL5.0に入るのがベター」といってますし、自分もそうしようと思っていました。


が、伊藤サムさんの 帰国子女だろうが、ジャパンタイムズの新人は絵本から入らせる というのをどこかで見て考えが変わりました。英検一級持ってても絵本から、というのは何かあるに違いない。伊藤さんのNHKラジオ「高校生からはじめる現代英語」は大好きでよく聞いているのも大きい要因です。

そんなわけで 可能なら絵本から入りたい とある頃から思うようになりました。


立ちはだかる金銭の壁

とはいえ問題があります。金銭コストです。   絵本、高いんですよね...薄くて高い。それを何十冊もいわれるとさすがに気が引けます。

50ワード、わずか1分で読み終える本に 1000円 といわれるとさすがにきっつい。10万払って学べるなら安いもの、という考えも間違ってはいませんがダメージがデカいのは事実です。

よって「絵本から入りたいけど厳しい。Ladder Level 1 からぐらいが限界か?」とずっと思っていました。


カーリルローカル

そんなときに図書館検索サイト カーリルローカル の存在を知りました。 SSSのサイトを見る限りだと、洋書絵本がある図書館はそうとう貴重な印象な印象。ほぼ期待せず oxford reading tree で検索かけてみました。


しかしヒット。それも県内に百冊単位で。 さすがにこれにはビックリしました。


Ladderシリーズも別の図書館にあり、さらにビックリ。書店すらないものがこんなに地方の図書館にあるなんて...カーリルローカルすばらしいですね...ありがたい。

ゴールデンウィークで普通の勉強に飽きてきたので(笑)、さっそく今日行ってみました。

難しいYL 0.1

図書館につくやいなや、一番レベルの低い Oxford Reading Tree Stage 1+ (YL 0.1) から読み始めました。SSSでも、Stage6 (YL0.8) 付近から推奨されているので、YL0.1から始めるのは相当ヒマ人だと思います(笑)。少なくとも時間効率は悪いはず。

しかし受験生と違い時間制限があるわけではないので、「多少時間使ってでも基礎固めはする」という方針でずっと来てたので一番低いレベルから始めました。


感想は一言。すごい奥が深い

1ページに絵と 5単語ぐらいの文章があるだけなんですが、基礎単語と前置詞の使い方が半端ない。 え、こんな表現アリなの? と思いながらページをめくってました。 絵がなかったら意味を取り違えていたかもしれません。


たとえば頻出したのが cross。普通の日本人だと「横断する」という意味でとらえるかと思いますが、すべて「イライラした」という意味の形容詞 で使われていました。
Dad was cross. などですね。
えぇ、全部です。10回程度この単語を見ましたがすべて上記の使われ方でした。

他にも go on ~。「~を続ける」で覚えてましたがコレも全然違う意味で、単に「~の上に行く」という意味で使われていました。go/get/putと前置詞の組み合わせパターンの豊富なことよ...


しかし禁止されている辞書を10回ぐらい使いました... 学校やTOEICでまず使われない単語がそこそこ出ます
語数が少なすぎて文脈からの推測が逆に難しいのです。絵から推測した意味があってるか自信がないときは使ってしまいました。

またこのシリーズ、4歳児向けらしいですが さらっと仮定法過去 がありました。 Stage4で現在完了進行形、Stage5で仮定法... この段階で文法が中学レベルを突破するとは思ってませんでした。絵本、油断なりません。




そんなわけで思いの外楽しく、Stage1+ から Stage5 まで4時間半かかて読みあさりました。各ステージ 12冊から 20冊程度置いてあり、合計で70冊ぐらい 読んだことになります。語数の多い Stage5が20冊以上あったので 語数換算だと 1万5千 程度 になったはずです。

かわりに終わったあとはすごい疲労感に襲われました。正直これ以上つづけるのが不可能。が、すごい充実感がありました。


図書館すばらしい

本当に楽しめました。ありがたい。学校の図書館はともかく、公立図書館をこんなに使ったのは人生初です。
まだ Stage6 から Stage9 までの50冊程度を読んでないので、ゴールデンウィーク中にもう一度いって読みきってしまう予定です。

それが終わったら週一レベルぐらいで図書館多読は続けていこうと思います。


めざせ100万語!

といいたいのですが平日は瞬間英作文と文法集中しているので、本格的な多読は半年以上先でしょう。それまでに週末を使い、絵本レベルには慣れておきたいところです。




カーリルで他の県も調べてみたのですが、地方の県でも洋書絵本があるところは多いようです。Oxford Reading や Penguin readers で検索かけてみてはどうでしょうか?意外と近くにあり、新しい楽しみの場になるかもしれません。


学習費用も浮きますしね(笑)