プログラマ英語学習日記

プログラミングと英語学習のまとめなど

最近の多読レビュー

最近の多読レビュー

ちょっとペースは落ちてますがちょっとずつ多読続けてます。

そんなわけで最近の多読レビューです

一番変わったのは、最近はもうYLを見てません。興味ありそうなもののKindleサンプルを読んで、いけそうだったらそのまま購入します。購入しないパターンの場合 英語レベルがついていけないということはあまりなく、単に面白くなかったというほうがおおいですね。

その前提で。

Atomic Habits

習慣の作り方について書かれた本です。著者が大学時代ベスト学生に選ばれるというガチなお方。その本人のやり方なのでなにかと説得力があります。

書いてあることも極めて実践的。自分が無意識レベルで実践していたこともあれば、新しい気付きもたくさんありました。非常にいい本なのでオススメ。この手の本にありがちな延々と実例ばかり述べてるということもなく(特に洋書に多い気が)、実践的なテクニックが詰まっててとてもいい。即座に実行可能なテクニックが多いのがいいですね。

欠点があるとするなら最後の「得意分野を選ぶ」は冗長かな?「プロになりたい」とかならともかく、99%の人が「ダイエットしたい」「禁煙したい」などの日常生活関係でしょうからちょっと焦点がずれてると感じました。

でもそれぐらい。英語レベルもそんなに高いということはなくオススメです(性質上心理学/脳医学用語は多いですが)。

The Power of Habits

同じく習慣化についての本。実はAtomicHabitsの前に読んだ本ですが、サンプルで終わりました。

サンプルで第1章まるごと読めるのですが、どうもしっくりこず。よくある「ネズミを迷路にいれて先に報酬がある、だんだん時間が早くなる」という例で習慣化の強力さを説明してるのですが、これって習慣か?と。

我々がやりたい習慣ってだいたいこれの逆で、「甘くて美味しいデザート食べたいけど、その本能に逆らって生野菜サラダを食べるにはどうすればいいか」のはずです。本能のおもむくままに進んじゃダメなのに、なぜ本能のまま進むネズミを例にするのか...

T字路の右20cmにスイーツ/左10mに野菜があって、ネズミを野菜に向かわせるためのテクニックがほしいのです(笑) スイーツに向かうなんて誰もがやってて、それでみんな困ってるんですから例として不適切な印象。

このため、これ以上進んでもしょうがないと判断しサンプルで終わっちゃいました。続きをよむと別なのかもしれません。気が向いたら読んでみます

MindSet

日本でもなにかと人気の「マインドセット」。英語版で読んでみました。

が、こちらもサンプルで挫折。典型的な「多数の実例を延々並べただけ」の本で、サンプルで読み飽きてしまいました。

日本語版のAmazonレビュー一番上にある内容に完全に同意というところ。これ以上読んでも実例がいろんなシチュエーションで繰り返されるだけと判断して読み終えました。もちょっと中身がほしかったです。

The Giver

実用書ばかり続いたので小説にシフト。多読で有名な「The Giver」に手を出してみました。たしか向こうの児童文学賞受賞作品だったはず。YLが結構高めだったのは覚えていたのでちょっとしたチャレンジのつもりでトライしました。

噂どおり単語レベルはかなり高かったです。正直知らない単語が上にかいた書籍より多い。日本人が学習するビジネス用単語の範囲から外れている印象です。

以下ネタバレ注意です!




ストーリーもなかなかおもしろかったです。アメリカ人大好きな「管理社会からの脱出」ですね(笑) 日本人でいう異世界転生みたいなものなんですかね?ここの肌感覚まではわからず。

個人的には前半の「主人公の職業が決まるまで」が面白かった(※12歳の誕生日に職業が「委員会」から決められる社会)。どういう職業につくのか読んでてハラハラしました。

逆に後半はちょっとついていけなかった。管理社会とは理解してたものの色や音楽がない世界とまでは前半で読み取れなかった。このためいきなり世界が変わったような印象を受けてしまいついていけませんでした。後半はかなり速読気味で読み終えました。

もっと多読に慣れていたら別の印象をもったかもしれません。その意味ではリトライ必要か。


以上がここ最近のレビューになります。

最近は「ストレッチしながら読む」がはやり。ストレッチで30秒ほど姿勢維持ってどうしても単調でつらいのですが、Kindleを床なり片手で持ちながら1ページ読んだら姿勢をかえる、というのが非常にはかどります。ストレッチの単調さも多読の単調さも解消できて一石二鳥。

多読ストレッチ、おすすめです(笑)。ただしリアル書籍では危ないでしょうから、KindleなりiPhoneで行いましょう